読経(どきょう)

24時間365日

永代供養のご相談

読経(どきょう)

読経(どきょう)

お葬式のお経の種類は下記に取り上げるように様々な種類がありますが、みなさんはどのぐらいの読経の種類をご存知ですか?なかには、お経はどれも同じだと思っている方や、そんなに気にして聞いたことがないといった方も多くいらっしゃるかもしれません。ここではそれぞれの特徴や、どれほどの時間僧侶がお経を読むのかなどを紹介いたします。お経を聞く機会がある方は特徴を理解すると、以前とは違う心持ちでお経を聞くことができるかもしれません。ぜひこの機会にひとつでも多く読経の種類を覚えてください。

お経

仏教のお葬式では必ず行われる読経ですが、ここでは重要な教えが説かれています。 お経の内容は、仏様の教えを弟子たちがまとめたものであり、 仏様の言葉は誰もが簡単に聞くことができるものではなく、古くから宗派に属した弟子たちのみが仏様が教えを言葉に変換し伝えていました。 お経は元々の発祥地はインドとされ、それから中国を通って日本に文化がやってきました。 仏像の前や仏壇の前でお経を唱える姿を見て、僧侶は仏様や故人を偲んでお経をあげていると思う方が多数だと思いますが、それは大きな間違いです。 お経というのは故人の周りで聞いている人たちのために唱えられており、 低く抑揚のない一定の声で読み上げられる低い声は、まるで重低音のように人々の心に振動し、聞いている人に安心感を与える働きがあるとされています。 そのため故人をなくして悲しみに浸っている人にとってお経は心を落ち着かせる効果があると言われています。 「誰に対して唱えられているか」ということを理解するだけでも、お経に対する印象が変わり親近感のあるものに感じる方もいるかもしれません。 お経は悲しみに暮れている遺族や周りの方たちへ唱えられているということをまずは理解しておきましょう。

炉前読経

炉前読経は「ろぜんどっきょう」と読み、故人を火葬するときに上げるお経をいいます。 読経は5分前後で終わることが多く、比較的短時間の読経になります。

通夜式読経

通夜では僧侶が祭壇の前で30分程度の読経を行いますが、お経を読む長さは 僧侶や宗派により微妙に異なります。 また参列者が多い場合には時間がかかるため読経を行っている間にお焼香が行われることも多くあります。 僧侶は読経が終わった後には参列者に法話を行うこともあります。これは僧侶によっても行う場合と行わない場合があります。 読経が終わると僧侶からはじめに焼香を行い、焼香と法話が終わると僧侶は控室に退場し通夜式は終わります。この一連の流れは覚えておくと良いでしょう。

告別式読経

告別式では祭壇の前で45分程度の読経を行います。 長時間の読経になりますので、この間に参列者はお焼香を行うことがほとんどです。 読経の長さや参列者の人数によってお焼香のタイミングが変化しがちということを参列時は覚えておくと良いです。

特に参列を経験されることが少ない方は、戸惑ってしまうことも多いと思いますので周囲の参列者の様子を観察することも重要です。参列を経験すると流れも覚えてきやすいです。

式中初七日読経

従来は故人が亡くなってから7日後に初七日法要が行われますが、最近ではご遺族や参列者への負担を減らすことができるため告別式後に行うことが多くなってきました。これは遺族や参列者が離れて暮らしていることや、遠方に暮らしている方に配慮されてこのような現象が起こっています。

式中初七日の読経は15分程度行われ、比較的短い読経時間です。この間に参列者はお焼香を行うか、座ってお経を聞きながら過ごします。場合によって違うため、その式はどちらの方法を取るのか周りの状況を確認して下さい。

枕経

臨終時に行う仏教の儀式になります。最近では多くの方が病院で亡くなるために枕経を省略するケースも増えています。

これは枕もとで読経を行うため、枕経と呼ばれ「まくらぎょう」や「まくらきょう」と呼ばれます。 昔は自宅で亡くなる方が多かったため危篤を知らされたら親族が集まり、僧侶は亡くなっていく方に枕元でお経を読んでいたようです。最近では病院での死後すぐに行われることが増えており、危篤から臨終の間に枕経のみを行なうことは少しずつ減ってきております。

また自宅に安置する場所がないなどの理由から枕経を省略しており、仮通夜やお通夜と同時に行なったりするケースも増えています。省略されることが多い枕経ですが、故人をしっかりと送り出したいと考える場合は是非行いたい儀式の一つであります。枕経に立ち会う機会はそう多くありませんのでどのようにすれば良いのか分からないことも多いと思われます。

枕経の手順としては、遺体を北枕にして安置し自宅で行う場合はできるだけ広めの部屋で行います。葬儀施設で安置する場合は葬儀社の指示に従い、祭壇は必要なく枕元に枕飾りを設置します。 そして僧侶が座る部分には座布団を用意します。

枕経の時間はだいたい30分程度であり、枕経に立ち会うのは基本的には遺族のみで親戚を呼ぶ必要はありません。枕経は単独でお布施を支払う必要はありません。 枕経という儀式をこの機会にぜひ覚えてください。

まとめ

上記に説明したように様々な読経の種類が存在します。みなさんはいくつのお経の種類を知っていましたか?

人によっては、初めて聞く読経の種類や意味がわからない仏教用語があったかもしれません。僧侶のお経を聞きながら意味を理解することは難しいですが、宗派やどのようなお経を読むのかを知るとお経に対してのイメージも変わってくると思います。

このように知識を深めると、お経や僧侶への注目度は上がるかもしれません。そして年齢とともに参列することも多くなり読経を聞く場面はみなさんあると思います。このような読経の特徴を少しでも頭に入れていただいき、最低限の僧侶への感謝を忘れず、参列していただく方が増えることを願っています。

寺院紹介 関連記事

読経(どきょう) 画像

読経(どきょう)

お葬式のお経の種類は下記に取り上げるように様々な種類がありますが、みなさんはどのぐらいの読経の種類をご存知ですか?なかには、お経はどれも同じだと思っている方や...詳細はこちら

供花・お悔み花のご注文 画像 供花・お悔み花のご注文 画像